★お知らせ★ 「講座」でカフェ!が再開しました。コーヒー、紅茶、シフォンケーキでほっとしませんか。

生活に活かす心理学(ほっとカフェ中川3月12日開催)

テーマ 「原発災害から10年経った浪江町」

 3月12日にほっとカフェが再開され、心理学講座で「原発災害から10年経った浪江町」のテーマで、福島第一原発の隣町である浪江町の住民が放射能汚染から避難した10年について話し合いが行われました。

心理学講座の様子

 講座の主宰は早稲田大学総合人文科学研究センター研究員の 松村さんで、10年間近く、東京の避難者に支援活動をしてきました。

【 松村さんの報告 】

 原発事故後、放射能により浪江町住民21000人は福島県を中心に全国各地に避難を余儀なくされ、近くでは東京新宿区、江東区の公務員宿舎も避難場所となりました。
2019年に除染が行われた町の一部で避難指示解除が行われ、やっと災害前人口の8パーセント、1600人が戻っています。
しかし、まだ町の大半が帰還困難地域であり、全国に散らばり、長く見通しの無い避難生活により、強い地域コミュニティーが壊れ、まちの復興の見通しが困難になっているとの報告がありました。

【 話し合い 】

 津波は自然災害だが、原発災害は人災であり、心の痛みも違いがある。放射能汚染の復興は気の長くなるような時間がかかり、その中で故郷に戻らないと決断する人もたくさん出ざるを得ない。
そのような事例等が話されました。10年の節目に当たり、もう少し原発そのものにテーマを当てた報道も必要。

浪江町の場所
浪江町の避難解除区域

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