11/29（土）に、「第2回 くさぶえのみちクリーン作戦」を開催しました。（NPO法人「ぐるっと緑道」主催）当日は朝８時３０分、中川駅前ダイヤモンド広場と牛久保公園下の東屋に約120人が集まりました。メンバーは中川西小と牛久保小の親子と先生、東京都市大学の学生、学童あっとほーむの親子、地域住民などです。
イベント第1部は、４グループに分かれて、くさぶえのみち入口から牛久保小学校までのせせらぎを清掃しました。せせらぎに溜まった落ち葉や小枝を拾い上げたり、泥を取り除いたりしました。清々しい秋空の下、せせらぎの水がスムーズに流れはじめ、水面に映る紅葉が見られました。
第2部は、中川にあるYellow Monkey Brewing(YMB)に集まり、東京都市大学のまちづくりを研究する後藤先生と学生さんによるお楽しみ企画「遊び場マップ作り」を行いました。今回もYMBさんから会場とジュースの一部をご提供していただきました。
まず、後藤先生より、子どもの健やかな成長や体力作りに不可欠な要素として、教育やスポーツ振興の分野で広く知られている三間（さんま）についてのお話がありました。
【空間】 道路や空き地、公園など自由に遊べる物理的な場所
【時間】 子どもが自由に遊べる時
【仲間】 近隣の子どもや友だちなど、一緒に遊ぶ存在
現代社会では、安全に遊べる場所が減ったり、習い事で忙しくなったり、少子化で仲間が見つかりにくくなったりといった「三間の喪失」が課題となっています。
後藤先生が用意したのは中川駅周辺の大きな白地図。子どもたちはよく遊ぶ場所にシールを貼り、付せんに何をして遊ぶか書いて貼っていきました。
今回の「遊び場マップ作り」を通して、ここ中川には公園がたくさんあり、放課後や休みの日に公園でよく遊んで子どもたちが遊んでいることがわかりました。これらの「間」が限られた現代でも、中川は恵まれていることがわかりました。その他、改めて自分たちの住んでいるまちを知ることができ、「中川っていいところだな〜」と思ったという感想を伺いました。また、中川に住んでいない方からは、「中川を知るきっかけになった」や、「今度、子どもと遊びに行ってみたい」という話もありました。
後藤先生は、三間と一緒に「方法（創意工夫や遊び方自体）」を見つけ出すことで、遊びの可能性は無限大に広がると仰ってました。これが遊びのまほう、学びのまほうなんだということを知りました。（子どもの時に知りたかったなー。でも、知らなくても良かったのかなー。大人の感想です）。
最後に後藤先生より、「せせらぎクリーン作戦をすると、どんなよいことがあるでしょうか？」との問い。
子どもたちは、【みんなのあそび場がもっとステキになる！楽しくなる！なかまがふえる！】ことを理解したようでした。
大人たちは、【「場所」の価値を高める】、【つながりを作り、いざというときに助け合える】、【場所愛着、まちへの愛着（環境心理学）を持つようになる】というお話を聞きながら、多くの方がうなづいていました。
今回のクリーン作戦を終えて、思うことがありました。
今回のクリーン作戦は遊びだったかな！？ということです。子どもから大人まで、みんなで熊手を使ってせせらぎの落ち葉をさらったり、トングで小枝を拾ったり、落ち葉拾いをしたり、ゴミ袋を担いで運んだりしました。アンケートからは「たのしかった」、「清掃自体もだけど、みんなでやるとおもしろい」、「またやりたい」という意見ばかりでした。今回も遊びあり、学びありのクリーン作戦となりました。当たり前ですが、１人１人の力が集まると、大きな力になりますね。
終わったばかりですが、またやりましょう！！
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