1月16日(木)中川西地区センターで、地域住民等25名が参加して「都市大留学生カフェ」が開かれました。
スリランカ留学生 アベナヤカ・アミラさん(環境情報学研究科 博士課程 伊坪研究室)が、「スリランカの紹介と日本人との友好」についてお話しくださいました。
スリランカの紅茶と紅茶に合うスイーツ「キリトッフィー」を食べながら、熱心な質疑が行われ国際交流が進みました。
◆アミラさんの自己紹介
日本に来て8年、都市大の博士課程に在籍し、水の環境の研究をされているそうです。
また、インターナショナルスクールで環境に関する先生もされています。
◆スリランカの紹介
スリランカはインドの南端と海峡を隔てたインド洋にある島国で、人口は2200万人。
仏教徒が70%、ヒンドゥー教13%、イスラム教徒10%で、国旗の絵柄もこの多民族国家を表しています。
世界文化遺産の仏教遺跡、美しい海と自然があり、観光したい国ベスト10に入りました。
紅茶は世界の10%を算出し、特に高級なセイロンティーの産地として有名です。
東京、神奈川にあるスリランカ料理店、国技のスポーツであるクリケットについて説明して下さいました。
◆日本とスリランカの友好
スリランカ(旧セイロン)初代大統領のJ.R.ジャヤワルダナさんは日本との友好を尽くしました。
敗戦後、日本が国際的に独立国として新たにスタートしたのは、1951年のサンフランシスコ講和条約によってでした。
この条約が締結された講和会議で、「憎悪は憎悪によって止むことはなく、慈愛によって止む」という仏教の言葉を引用して、
セイロンは日本に対する戦時賠償請求を放棄する有名な演説を行い、その後も日本との友好に務めました。
紅茶から政治経済まで様々な質問が住民から出され、アミラさんが丁寧に答えてくださいました。
最後に地域を代表してぐるっと緑道の塩入理事長からアミラさんに感謝状と記念品として「図説 都筑の歴史」を贈呈しました。