中川駅前の電波塔脇にある「中川緑地」は、ウグイスも鳴く緑地ですが、斜面にあり、整備が大変な場所です。そのような背景から「クズ」のつるが木々を覆い、荒れ山のような状態になっていました。
2月26日、中川緑地愛護会に中川ルネッサンスプロジェクト会、山崎公園愛護会メンバー、ガーデンヒルズ自治会メンバー、パチンコ店マイニチが協力し、「クズ」退治を行いました。(クズ退治の案内)数年前に都筑区土木事務所が「クズ」退治を行っただけなので、林の中には「クズ」のつるがはびこり、足場が悪い上に、つるは高い木に巻き付いているので、切ったものを引き下ろすには大変な苦労でした。
今回の作業では、緑地面積の約70パーセントの「クズ」退治を行うことができましたが、「クズ」のつるは切っても、林の奥にあるものは引き下ろせませんでした。
そのため、つるに覆われた緑地の景色は変わりませんが、徐々に切られたつるは朽ち、作業の効果は目に見えるようになるでしょう。回収された「クズ」のつるは子供たちがリースの材料に使われる予定です。
※What’s 「クズ」?
秋の七草の一つとか、美しいウラギンシジミの食草でもあり、 人には風邪薬に使われる かっこんとう 葛根湯や、くずもち、くず桜などで 貢献してくれる「クズ」ですが、林の樹木に覆いかぶさって 成長をさまたげてしまう「世界の侵略的外来種ワースト100」 にも数えられている植物でもあります。